関西を拠点に新しい発想で多彩なテーマに挑戦。幅広い研究領域と調査活動から゛商業゛のメカニズムを読み解く。

将棋のあゆみ 4

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近現代の将棋駒


奥野一香作盛上駒〔本学アミューズメント産業研究所蔵〕

奥野一香は、東京芝宇田川町で「奥野一香商店」を営んでいた初代奥野一香(奥野藤五郎)の息子幸次郎を指し、名人駒師といわれた。初代は将棋四段で、駒師としても名工豊島龍山と並び称せられた。

清安書静山作島黄楊杢盛上駒〔本学アミューズメント産業研究所蔵〕

昭和56年の関西将棋会館落成以降、その対局室として設けられた「御黒書院」での数々のプロ対局で使われた駒。作者の金井静山は盛上駒の名工である。